2022年の振り返り

はじめに

気がつけば仕事が納まっちゃって年の瀬です。色々とあった年だったので1年間を振り返ってまとめておこうと思います。イベントはたくさんあった割にさほどストレスもなく、割とのんびりした一年だったなというのが感想です。ボケーっとしてると何をやったのかも忘れてたりするので時系列で振り返っていこうと思います。

大学院を卒業

3月に2年間通っていた東京大学大学院を卒業しました。所属は学際情報学府の総合分析情報学コースというところで、英語だとApplied Computer Scienceっていう名前のなんかカッコいいところです。学部は横浜国立大学の機械工学科(EP)だったので専門と大学がガラッと変わってました。大学院は学びに来るところじゃねぇ、研究するところだって怒られそうな気もしますが、自分は大学院でComputer Scienceを学びながらついでに色々手を動かす経験が欲しくて入学してます。結果として大正解だったなという2年間で、学びが非常に多くて良かったです。 東大発のAIベンチャーで長期インターンを1年半ほどさせてもらったり、同期と勉強会や論文輪講をホストしたり、研究テーマを考えるためにサーベイしたり、etc...と割と自由に色々やってました。うまくいくことよりもうまくいかないことの方が多いくらいで失敗もたくさんしました。特に自分でテーマ設定からした研究は、テーマ的に評価が難しく、あまり綺麗に研究が出来なかったです。1年から2年程度でまとめることができて、現実的に解けそうな課題であり、かつ難しくて誰もまだやっていないようなテーマを見つけて設定するというのはそれだけでなかなかに骨が折れるタスクで、研究の半分はテーマ設定だとも言われている理由がよくわかりました。ド派手な成果こそ出せてませんが、自分の血肉になる経験が得られた2年間だと思っています。

就職、配属

入社〜研修 / 4月-6月

大学院を卒業し、4月からはYahoo! JapanというところでSoftware Engineerとして働いています。最初の3ヶ月くらいは座学ベースの研修で内容的にも正直物足りないなと思いながら過ごしてましたが、7月からのOJTはかなり実践的で楽しかったです。OJTは配属先によってデザインが異なるので当たりの部署だったみたいで良かったです。

OJT / 7月-9月

OJTの内容としては影響範囲の小さい開発案件を新卒だけでハンドリングするというもので、ここでも色々失敗しました。引き算で要件を考えること(要件をできるだけminimumにしてサボる)、コンフリクトしないようにタスクを並列化すること、スケジューリング、先輩のリソースの使い方、同期とのコミュニケーション、遅延しそうな時のエスカレーション報告、リスク管理等々のマネジメント的なところがズタボロでひどかったです。分解されたタスクをハンドリングするだけなら自分は期待値通りのdelivery速度でoutputが出せる(た)のですが、配属されて「初めまして」したばかりでチームビルディングもろくにできてない、各々の力量もわからないチームでうまくタスクを分解してアサインを決めて、ってするのはかなり難しかったです。どうすれば良かったという反省を書いちゃうと具体的な話に踏み込まざるを得ないので書けませんが、まあいっぱい失敗しました。

結果として当初の要求(1ヶ月で設計からdeliveryまで)から大きく外れて2ヶ月間かけてサービスを提供するに至りました。影響範囲の小さな開発を実業務から切り出して、諸々失敗するところまで想定してOJT案件を設計してくださって大変ありがたかったです。来年以降は後輩に同じような体験を提供できるように現在の業務からいい塩梅の規模感の案件を切り出せるようになってたいです。

本配属 / 10月-現在

10月からは本配属されてOJTでお世話になっていた部署とは別の、新規事業の開発を行っている部署にアサインされました。事前に希望していた部署だったので良かったです。初めの1ヶ月半くらいは1週間程度、ないしは数日で終わるタスクを貰ってプロジェクトの全体像とかを把握しながらタスクをこなす、みたいな感じで進んでいきました。弊社にしては珍しくベンチャー気質のあるプロジェクトなので色々整ってない部分も多く、受け身な姿勢でいると割としんどいというか、新卒だからと言って面倒を見てもらえる感じではないので積極的に色々自分からやる必要があって、大企業でもこういうプロジェクトあるのかとびっくりしました。11月後半くらいで中・大規模な開発案件を任せてもらえたので概要設計やステークホルダーとの調整等を済ませて絶賛開発中です。弊社のような大企業で、チームにjoinしてから1、2ヶ月で数ヶ月スパンでスケジューリングが必要な案件を持たせて貰えてるのは恵まれてる気はしてます。結構楽しいですが、もっと難しい案件任せて良さそうだねと上司から評価してもらってる通り、まだ余裕を持ってハンドリングできてる感じがするので今後はより難易度の高い案件を任せてもらえそうで大変満足してます。OJTと違って失敗するとちょっとヤバいので気合い入れて取り組もうと思います。

会社について

ここで働く選択でいいんだっけ?選択としてどうだったんだろうってのはそれだけでかなりの量の言語化を要するので別でやろうと思います。新卒で弊社を志望している人もいたり居なかったりすると思うので参考になる情報源としてなんか書けたらいいですかね。

総括

できるかできないかわからないことをやる環境に今ちゃんと身を置けていて、うまくいくこともあれば、すっ転んじゃうこともある、そしてそれが当該案件の中だけで閉じずに今後に活かせる経験であるのであればこんなにいいことはないと思っています。ほどほどに楽しく過ごせているので来年以降もこの調子でのらりくらりと楽しみながら仕事やりつつ、プライベートでは今いる友人を大切にしながら過ごせたらなと思います。以上!!!!